「SEO」と言うものを再考してみた

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how-to-seo今日から12月です。今年もあと1ヶ月。
気を抜かずに頑張ろうと思います。
今日から12月と言う事で、
SEOと言うものを再考してみようと思います。
SEOというものを見失わないように、また、
見直すようにするのもいい機会ですね。

SEO

まず、SEOと検索エンジンを考えてみます。SEOは検索エンジン最適化を意味します。
誤解をしてはいけないのは「上位表示させる技法ではない」と言う事です。
検索エンジンは独特の審査基準によって表示順を決めており、SEOは
その審査基準に標準を合わせる事で結果的に上位表示を実現します。
この審査基準は多数ありますが、基本的に外的素因と内的素因で決められます。

SEOは怪しい

今日の記事を書こうと思ったきっかけは、SphinnJapanのユーザーさんのコメントです。
loadsさんという方なのですが、この方のコメントから「SEOは怪しいもの」と
捉えていらっしゃると思います。

グーグルは的確にリンクを張っているサイトを評価する傾向にある。逆SEO対策を実行し上位表示。
”SEO対策”だけでもおかしいのに、”逆SEO”とは。
SEOがどうたら言っている人間たちのうさんくささそのものだね。

はてなRSSを使えば何もせず上位表示でき、あなたのサイトURLの知名度を上げることができる。もう1つのソーシャルSEO対策。
何かに似ていると思ったら”オカルト”か
他人に迷惑をかけるぶん、オカルトよりタチが悪い
SEOを口にするものは技術的知識も乏しいのも特徴に感じる

投稿された記事の内容は今回はさておき、このコメント内容はSEOという
言葉を知っている消費者の本音だと感じます。
私もSEOで集客しているのでSEO業者ではないですが、
SEOの事は肯定しつつも、loadsさんの考えも納得できます。
このコメントはSEO業者全員がかみ締めるべきです。とは言いつつも、おそらく
業者さん方の多くは理解できないと思います。それはSEOの手法を知っている
からでしょう。問題はココにあると思います。

温度差

例えば楽天などのショッピングサイトに入っていないECサイト運営者は
SEOは必須でしょう。検索されなければ買って貰えないし、
買って貰えなければ生活できません。生活が掛かってるから必死ですよ。
私も実店舗を経営しているとはいえ、例外ではありません。
Webサイトはライフラインですから。そういう境遇の方はSEOは大切な
手法ですが、SEOを必要としない方やサイトには「怪しいもの」でしかありません。

そういう先入観を与えたのも悪徳な業者が原因の一つでもあります。
それゆえ生じるのは温度差です。このSEOに対する認識の温度差がある限り
loadsさんや2chのスレ等のネガティブな意見が消える事は無く、それを見た消費者
との温度差が生じます。私も客観的な、素人目線で言えば
「作為的な上位表示」とも言えるSEOは怪しいものです。

SEOを行う者がアルゴリズムを評価するのは筋違い

純粋にユーザーが検索したキーワードに最もマッチしたWebサイトを上位表示する
検索エンジンにとっては邪魔な手法とも言えなくも無い。アルゴリズムの精度を
理由にする業者さんも見かけますが、所詮検索エンジンに依存するしかない
SEOを行う者がアルゴリズムを評価するのは筋違いと言えます。
こうして検索エンジンとSEOとの温度差が生じます。例えば、
「SEOを行っているサイトは全てスパムサイト!」
と検索エンジンが決めても自業自得。(そんな事はしないでしょうが・・
だからこそSEOスパムを行う者を減らさねばならないと思います。

SEOスパムの定義

先日、私に以下のようなメールが届きました。

————-メール・ここから——————————

担当者 様

はじめまして。
SEO対策・マーケティングコンサルティング等の
WEBサービスを専門に行っております。
***サービスの*沢と申します。

インターネットのiタウンページから御社のサイトを拝見し、
SEO対策のご連絡をさせていただきました。

突然のメールでのご無礼をお許しください。

当社でスー*ー被リンク高*質サービスという
SEO対策サービスを運営しております。

→ *ttp://www.panbioti*.com/rin*.html

***様の
SEO対策のお役にたてればと思いまして
ご連絡をさせていただきました。

早速ですがご説明させていただきます。

SEO対策とはYahoo等の検索エンジンの
検索結果の1ページ目もしくは2ページ目の
にサイトを表示させるものです。

通常、SEO対策を専門業者に依頼すると
最低でも月に10万〜50万の費用がかかります。

これ以上の費用がかかる場合もあります。

SEO対策は、そのほとんどが被リンク対策の問題に
なっていることが多いのです。

被リンクとは他サイトから自サイトへリンクを
してもらうことをいいます。

当社ではSEO対策コンサルティングもしておりますが
おかげさまで新規クライアント様をお受けできない
状況で満員となっております。

ですが、少しでも多くのかたにSEOの効果を実感して
いただきたく思っております。

SEO対策は被リンクの問題が大半をしめておりますので
被リンクの問題を解決できるものがあればよいのでは
ないかと考えまして被リンクに特化したものを作りました。

それが、今回ご紹介する被リ*クサービスです。

当サービスは品質にこだわった被リンクの提供を
させていただいております。

被リンクは数ではなく質だと考えているからです。

Yahoo対策ではYSTのアルコリズムの変動により
順位の変動が定期的におこります。

ですが、そのたびに対策をとっていたら
莫大な神経を使うことになると思います。

この変動のたびに効果の高いSEO対策をとっても
らちがあきません。

当社の被リン*サービスではある時期しか
効果のない裏技的な方法は使っておりません。

正攻法でSEO対策をするのが長期的にみて
1番よい方法だと考えているからです。

1 質を重視したオールドドメインを使用
2 100IPアドレスを完全に分散
3 すべてトップページからのリンク
4 100URL間のリンクは一切なし
5 すべての被リンクサイトは更新をする
6 掲載枠の上限値がある

オールドドメインという長く使われていた
ドメインのことをご存じですか?

オールドドメインは一時期にYahoo対策において
絶大な効果がありましたが現在では以前ような
効果はありません。

当時はすべてのオールドドメインでの効果が
期待できていました。

現在ではある1部の質の高いオールドドメインのみが
Yahoo対策で高い効果を発揮しております。

これは今度も変わらないはずです。

当ホームページで詳しくご説明させていただいて
おりますがオールドドメインは品質が非常に
重要となっているのです。

本当に効果のあるオールドドメインは
全体の10%未満といわれています。

当サービスではその10%にはいるであろう
オールドドメインを使用しています。

その他の部分についても質にこだわる
サービスとして提供させていただいております。

検索順位の上昇も確認がとれていますので
SEO対策としてきちんとした効果を提供させて
いただけるはずです。

100URLのサイトからリンクをさせていただくもので
月額9,800円となっております。

この質でこの料金は業界最安です。

サイト診断をさせていただく対策レポートを
無料特典につけてあります。

***様の
SEO対策としてこちらもあわせて
ご利用していただけたらと思います。

この機会にご検討していただけたらうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ご検討をよろしくお願いいたします。

→ *ttp://www.panbioti*.com/rin*.html

スー*ー被リ*ク高質サービス
*沢 仁

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
SEO対策・WEBマーケティングコンサルティング運営
(株)***

代表 *沢 仁

スー*ー被リ*ク高品質サービス

URL   *ttp://www.panbioti*.com/
Mail   info@***
Tel 03-****-****
携帯 080-****-****
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

———————メール・ここまで——————————–
なぜlin*.htmlではなく、rin*.htmlとしたのか。スペルが分からなかったのか、
などなど色々と突っ込み所満載ですが、その事は割愛します。
SEOを真面目に業務としていても上位表示されていない、SEOを業務とする企業は
このように直接メールや電話で何も知らない素人に営業をかけます。この会社の
リンク元はオールドドメインでPRが0~4とあるものの、ドメインごとの被リンクが
多い訳でもなく、また、ページレイアウトも全て同じ。キーワードだけ変えた、
ドメイン内にTOPしかないお粗末なものです。効果の有無は別にして、
こうした有料リンク等のSEOスパムの定義、発生理由を考えました。

「やり過ぎたらスパム」

これがSEOスパムの全てでは有りませんが、これは多数のSEO手法に
言えるでしょう。例えば隠しテキスト。悪意あるWebマスターがキーワードも
アルゴリズムの要素の一つである事を悪用し、サイト内に狙ったキーワード
で上位表示させていました。結果的にスパム扱いとなりペナルティを受けますが、
一般の方のブログなどでは今でも隠しテキストがスパム行為と知らないで
使っています。それは作為的に上位表示させようと言うものではありません。

隠しテキストでもスパム扱いされなかったブログ

私の知り合いブロガーさんなんですが、現在高校生で、
まぁ好きな男の子がいるようなのですが、告白できず、書いている
ブログ内で白い背景に白いテキストで男の子への想いを綴っている、
というものです。それなりに長い文章で未だに使っていますが、
そのブログはまだ普通に上位表示されます。人気のあるブログで
多くのブログからリンクされているようです。検索エンジンは
「隠しテキストを多少していても人気のあるWebサイト」は
スパム扱いしていないようでした。もちろん、女子高生の
書くブログですからTitleとブログ内やh2である題名などと
記事内のキーワードとの関連性は皆無に等しいものです。
ソースだけ見ればスパマーのWebサイトのソースと相違ありません。
境界線も分かりませんし、たまたまかも知れませんが、
スパム判定されそうなサイトでも多くの読者を抱える、つまり
「ユーザーに人気のあるサイト」は上位表示されるのかも知れません。(憶測です
隠しテキストでスパム判定をするようになったのは「やり過ぎた」のが原因です。
多くのWebマスターがデザインを意識したり、欲張った為に「スパム」となりました。
SEOスパムはみんながやるから作為的な上位表示サイトが大量に増え、
ユーザーに迷惑を掛けたのでスパム化したと言えます。1~2サイトのスパムは
ユーザーにとっても多少の選択の幅が広がる、とも取れますが、関係ないサイト
ばかりではやはり迷惑ですよね。隠しテキストの検索エンジンによる判定基準は
前後のキーワードだとか、色々と言われていますが、結果的に隠しテキストでも
スパム扱いされない例はある、と言うことです。因みに隠しテキストは問題ない
と言っている訳ではありませんので誤解の無いようお願いします。

アクセス解析タグはどうなのか

NINJAやFC2などのアクセス解析は内部にリンクを仕込ませています。
noscriptで括ってあり、SEOを知る者は「隠しリンクだ」と言います。
私もそう思いますが、一般の方はこのログ解析を楽しんで有効に使っています。
SEOを知らなければ立派なツールであり、ユーザーに人気のある
有益なコンテンツと言えます。有名なアクセス解析タグ内に埋められている
リンクは1~4程度です。現在NINJA(コンソート)やFC2はビッグキーワード
で上位表示されていて、

「スパムが通用している。検索エンジンはどうなっている?」

との声も聞きますが、
例えばこのタグ内のリンク数が50,60と増えればスパム扱いするかもしれません。
それは「やりすぎ」です。しかし、現在スパム扱いされていない以上はスパム
とは言えず、一般ユーザーにも有益なコンテンツと認めているのかも知れません。
(真相は分かりませんが

結局は被リンクなのか

アクセス解析が隠しリンクとはいえ、スパム扱いされない以上、それ以上に
コンテンツとしての評価が良いのかもしれませんね。
検索エンジンはユーザーがいるからこそ成り立つビジネスです。
SEOは検索エンジンがあるからこそ成り立ちます。

だからユーザーの意図しないキーワードで上位表示などしてたら
自分の首が絞まるだけです。検索エンジンに依存するSEO、
ユーザーに依存するしかない検索エンジンならユーザーの意図に
歯向かうSEOは今もこれからも全てスパム判定される可能性が
無いとも言い切れません。結局、Web知識の無い人でもブログなどを使い、
容易に出来る評価が被リンクです。結局は被リンクがSEOにおいて
最も効果があり、その被リンクをナチュラルに集められるのが「コンテンツ」です。
SEOはコンテンツありき。有益なコンテンツなら勝手にリンクは集まります。
アクセス解析、ブログパーツ、ハブ・リンクなど、有益なコンテンツは
検索エンジンも評価してくれるでしょう。ハブ・リンクで評価されている例は
素材の森」などが挙げられます。→「資材」で検索
12月1日18:05加筆※私の中での「ハブ・サイト」の定義が曖昧な為、一応取り消します。

まとめ

h2が効果があるとか、海外で被リンク集めるとか考えてるよりも、
まずは1ページでも多くサイトを作り、ユーザーに愛されるようなコンテンツを作る。
「SEO=コンテンツ」と消費者の方に知ってもらう事がサーチエンンオプティマイザー
としての役割だと思います。「怪しい」と思われていても別にいい、とか
「説明しても分からないよね」とかじゃない。分かって貰い、クリーンなSEOを
行う事でユーザーに有益な情報を与えなければSEOに関わる者の未来は
明るくは無いと思っています。被リンクを売るとか他のサイトの順位を下げる
とかセコい事してる暇と金があるなら消費者のSEOに対するイメージから
脱却するコンテンツを作るべきではないでしょうか。一般の消費者は
SEOと言えば業者、SEO業者と言えば怪しい、SEO=怪しい、という先入観が
あります。この状況をどうにかしないとネットショップ経営者など個人レベルでの
SEOにも迷惑を掛ける事になると思います。消費者にクリーンなイメージを
付けてくれると少し期待していた全日本SEO協会
公認アソシエートと呼ばれる方が被リンク売買をしていました。これは私の狙う
キーワードで1位のライバルサイトを調査して知ったのですが、若干ショックでした。
Sphinnのスペシャルユーザーにも期待していましたが、今のところ
大きな動きは見られません。業者さんの動きに期待しています。
もうなんだか変な文章になってしまいました。
日本語おかしかったらご指摘下さい。長文すみません。