Core
Coreは軽量でAIも搭載のSlackやMS Teamsライクなチームコミュニケーションツールです。
基本的には小規模チームが利用する事を想定しているらしく、集中力を高め、生産性を上げ、FOMO(Fear of missing out:見逃しの恐怖)の排除などに貢献してくれます。ただ、小規模チームにとってのソリューションとなる事を想定しているだけで、100人以上の大規模なチームでも利用できるみたいですね。
SlackやTeamsのようにビデオ通話や統合、チャンネル機能が備わっている他、同じ人との複数のグループ通話、統合カレンダーや統合ナレッジベース、フィードバック用のサーベイ機能、チャットボット機能、AIアシスタント(機能は限定的)なども備わった上でアプリケーションのサイズはSlackやTeamsの36分の1ほどに納められているそうです。
実際に使ってみましたが、Coreサイトに比較表があり、Slackが180MBに対し、Coreは5MBとなっていますが、当方の環境にインストールしたところ、Slackは270MBでCoreは15MBでしたので少し差が生じましたが、軽量である事には違いありませんでした。機能も挙げられている特長通りでしたが、チャットボットの機能だけ使い方をまだ把握していません。全体的にも悪く無い印象でしたが、使い方などのドキュメントが欲しいかなと思いました。
チームコミュニケーションアプリはSlackとTeamsの2強をはじめ、クロジカやChatworkなどの他、代替のOSSなどもあり選択肢は多岐にわたる為、敢えてCoreを選択する理由はチャットボットや軽量である点くらいです。基本的にコミュニケーション相手も同じツールである必要がある為、どうしても人気のアプリに集中しがちですが、チーム間だけで利用するのであればこういったややマイナーなアプリに目を向けるのも良いかもしれません。
Coreは現在オープンベータ版で、誰でも無料で利用可能です。将来的には、有料プランを導入し、Coreの機能の一部を有料化する予定だそうです。