Dataset Viewer
Dataset ViewerはTauriとReact、Typescriptで構築された大規模ファイルも高速対応できるOSSデータセットビューアです。Tauri製というのもあってWindows、MacOS、Linuxなど各OSをサポートしたクロスプラットフォーム対応アプリとなっています。👆のSSは190GBあるJSONファイルで任意の文字列が31億7000行ほどの場所にある事を検索で検出したものです。
少し前にご紹介したJSONinjaはJSONに特化した大規模データビューアでしたが、Dataset ViewerはJSON以外にもtxtや、YAML、 XMLに加えてPDFやMarkdown、CSVやExcel、.docx、.pptxなどのほか、各プログラミング言語もサポートされているマルチフォーマット対応となっています。
もちろん大規模データ内のキーワード検索も瞬時に位置検出が可能、更にzipやtarなどの圧縮ファイルもダイレクトに閲覧可能となっています。データソースのアクセスはローカルファイルのほか、WebDAVサーバーやクラウド、HuggingFaceなどでホストされているデータセットにアクセス可能だそうです。
UIも普通にシンプルで見やすい印象でした。完全にJSONinjaの上位互換だと思われるかもしれませんが、JSONinjaはマルチタブや構文チェック、配列処理対応、テーマカスタマイズなどUI/UXに優れており、JSONだけならJSONinjaの方が個人的には好みです。扱うデータに合わせて選ぶと良いんじゃないでしょうか。
尚、Dataset Viewerは100%すべてAIコーディングで開発されたそうです。開発したのはAIのためのデータを扱って最適なSaaSを開発するStardustAI社が開発、公開しています。ライセンスはMIT。

