東京都内に住んでいます。ずっと続いて
いた余震とそれに伴う地震速報は、かなり
落ち着きを見せており、良いのか悪いのか
僕も街も少し安堵すら感じています。しかし、
まだマグニチュード7クラス以上の余震が
起こる可能性が70%もある、とのことで心身
ともに緊張状態は続きます。
今日も朝から余震がありました。いつのまにか東北関東大震災に名前変えられてますし、最悪の事態を考え、念のため出来る限りのデータのバックアップを取っておきました・・・
最低限のリスク管理を
Web屋はデータさえ残ってればどこにいても仕事できます。被災しても食い扶持を得られやすい環境にあります。そういう意味でデータは命。それを保存できるならすべきだと思います。最低限出来るリスク管理がデータのバックアップ。
もちろん、仕事に関わるデータの保存はすでにされていると思いますが、1箇所に依存するのも危険かもしれません。こんな時です。複数の場所に保存するという保険をかけておいては如何ですか。
保存する場所
保存する場所を羅列していきます。Web屋さんでもデザイナーさん、プログラマーさん、などいろいろだと思いますので、最適なバックアップの方法を取ってください。
多すぎてもアレなのでお勧めの方法だけ、と言っても定番中の定番ですが。
ポータブルHDD / USB
多くの方はオンラインのストレージサービスをご利用かと思いますが、僕はポータブルタイプのHDD(I-O DATAのUSB対応を使っています)で手元に置くのが一番安心します。コンパクトで邪魔になりませんし、USBドライブに挿すだけという手軽さ、ネットに依存しない点が個人的に相性がいいみたい。
非常に安価ですし、コンパクトで直ぐにデータを取り出せるのが大きなメリットと言えそうです。利便性は人それぞれだと思うので好みのHDDを探してみては。
Dropbox
定番のストレージサービスで、iPhoneやiPadのアプリも無料。アップロードもさくさくです。ローカルフォルダに移せば自動でアップロードしてくれるので、急ぎのバックアップならまず第一に検討したいサービスです。ソフトウェアのインストールが推奨されますが、無くてもサービスは使えるのでお好みで。
また、地震の可能性も考えると日本ではないストレージサービスがいいかも知れません。日本のストレージサービスの会社さんが被災する可能性もありますからね・・・
FileBank
14日間は無料で大容量のデータを保存してくれます。ファイルごとではなく、フォルダごとアップロード出来るのが素敵。14日経過すると自動的に削除されるので、今回の地震の件が落ち着く間、というのであればこちらも検討してみては。
firestorage
おそらく日本最大のストレージサービスでは。容量なんと無制限。(※ただし、1ファイル250MBに制限されています)保存期間は1週間なので、今回のように一時的に大容量をバックアップしたいのであれば大きく貢献してくれるかも知れません。こちらも自動削除です。
ドライビー
スマホ対応が嬉しい国産オンラインストレージの無料版です。3GBの容量を保存出来ます。
僕の選択
僕自身は自分で管理したい人なので外付けHDDに出来る限り詰め込みました。それにミニノートを避難用のカバンに一緒に。これで電気さえあれば何処にいってもなんとかなります。被災地を離れることが出来れば直ぐに食い扶持を得られるのは他業種に比べ、大きなメリットと言えます。
ただ、実際に被災したときに、HDDやミニノートが無事とは限りません。そこで、保険としてオンラインストレージに同等のデータを詰めておきます。
- 全てのデータをポータブルHDDにバックアップ
- 特に重要なデータはUSBメモリーにも保存しておく
- 絶対に無くなっては困るデータはDropBoxに入れられるだけ入れる。
- あれば今まで通り業務できる、というデータはFileBankにフォルダで分けて。
- 念のため、全データをfirestorageに一時保存。被災しなければ放置で自動削除される
という流れで念のため保存。これで、仮に被災してもHDDが無事なら何も問題ないし、HDDがアウトでもオンラインストレージから、信頼できる友人にファイルを預ける事が出来ます。
被災しても仕事の事を考えたいとは思いませんが、実際に仕事が無く、途方にくれる被災者は大勢出るのでは無いかと思います。
お仕事のデータを預るのは出来れば避けたいですが非常時にはこれが最善だと思います。なにより、何事も無いことを強く望みます。