地域の小さなお店や経営者がWebサイトを使って集客を行う際に
する事、Tipsを挙げてみます。あくまで一例ですが、Webサイトの
露出から集客(コンバージョン)に至る為の施行をリストにしてみました。
今日の記事はターゲットが地域依存性の高い業種にしています。
普段から良く書くSEOの記事ではなく、個人が行うブランディングのヒントです。
内容はかなり泥臭い方法になっていますので、クール且つスマートに仕事したいモテモテな貴方は今すぐ立ち去るがいい。
SEO効果は付加価値として付いてくるでしょう。
1・サイトマップ送信
xml形式のサイトマップをGoogleとYahoo!に送信し、より確実にクロールをして貰います。これはWebマスターの基本です。個人的にはxml-sitemaps.comが最も使いやすい印象です。sitemapの記述法に関してはGoogleのヘルプをご覧下さい。
いきなりブランディングの話じゃなくてごめんなさい。
2・本来の相互リンク
同じ地域の店舗等に相互リンクをお願いしてみます。Webサイト立ち上げ後はリンクも中々して貰えず、露出も少ないので、Webサイトを紹介してもらうようお願いしてみます。
リンクされればクローラーにも巡回されますし、同じ地域の方に自分の店舗を知らせる事で存在をアピールできます。あまり大量に相互リンクしているサイトは避けて、少数リンクのサイトに相互リンクをお願いしてみましょう。
相互リンクのTips
信用を得る為にも相互リンクのページにも工夫をします。リンク集の最適化・リンク集を有益コンテンツに変える様に意識してみてください。ユーザーにも有益な地域情報を提供する気持ちで作る、そのついでに相互リンクもお願いするスタンスだとやり易いかもしれません。
相互リンクする時の注意点まとめも見ておくといいでしょう。相互リンクをしてもらえ易いメールの書き方も知っておくと吉。印象が良ければ相互先のお店に来たお客さんにクチコミされるかも知れません。
同じ地域の方とはリアルでもWebでも仲良く協力しあえる事が理想です。Web上に限らない、リアルなリンクを狙います。これがこの記事内の相互リンクの本当の狙いです。気が合えば別業種同士でのマッシュアップなサービスの実現も期待できます。
3・無料ブログを使って人柄をアピール
出来ればインストール型もあるのが理想ですが、敷居が高いようなら無料のブログを使います。
これは被リンクを得る為、SEOの為ではなく、無料ブログを開設する事で、コンバージョン率の高い非ITのユーザーのコミュニティに参加する事が目的です。お勧めなブログサービスはアメーバ、Yahoo!です。
デフォルトの機能で読者機能があるので同じ地域のユーザーや同業種の方を中心に読者登録をさせて貰います。この際、やってはいけない事は「自社製品のアピール」です。街頭の呼び込み同様、興味が無い方には鬱陶しいものでしかありません。
安心感を与える
無料ブログでは人柄を知ってもらう事で安心感と、仲間意識を持ってもらえるように努めます。こうする事で後に友人感覚でコンバージョン、クチコミ、ナチュラルな被リンクへと繋げて貰えます。
ネットリテラシーが低い方ほど、信用して貰えた時の被リンク率、コンバージョン率はかなり高いのでSEO効果だけでなく、直接的な収益も期待できます。
アメブロを使う際はモバイルにも高い確率で上位表示されますが、リンクを認識しない携帯端末もあるのでURLも一緒に載せる等、表示を確認しながら工夫をしてみてください。
書く記事の内容のTips
「書く事が無い!」という方を多く見かけますが、貴方のお店を利用する方は少なくともその地域に興味があります。なので、同じ地域で利用した施設、食事した感想や写真などは大いに有益なコンテンツとなります。共通の話題があると打ち解けやすく、興味も持ってくれます。
ペットを飼っているならペットの観察日記だって問題ありません。この「コンテンツ化する知識と技術」に関してはSEO小説「五郎と怪傑ホワイトハット」 第1話、第二話や、簡単に「コンテンツ」と
呼ばれるブログ記事を作る方法が参考になるかと思います。誰でも個性あるユニークな記事を書ける力は必ずあります。
[note]非ITユーザーは業者のブログを嫌う傾向にありますのでコメントや記事に気をつけて下さい。[/note]
4・Yahoo!のサービスを利用する
Yahoo!には有料、無料のサービスが様々あります。例えば有料のサービスとしてYahoo!地域情報というサービスは年間4万ほどで掲載されますが、Yahoo!のSERPsに出るYahoo!地図にも連動しているので上位表示されていなくても露出はされます。グルメや美容などカテゴリで絞られたサービスもありますので資金に余裕があるようなら検討してみると良いかもしれません。
ただ、ROIはあまり期待できないと思ったほうが良さそうです。
無料で情報を掲載出来るYahoo!のサービス
無料で店舗情報を掲載出来るYahoo!のサービスをまとめておきます。
- ワイワイマップ-ソーシャルな地図サービス。第三者に依存。
- Yahoo!オンビジネス-プレスリリースやサービスを掲載
- オフィシャルチャンネル-動画プロモーションを作成できる
- モバイルお店PR-携帯サイトを作成できる
- Yahoo!メルマガ-メルマガを発行できる
利用できそうなサービスは利用させてもらいましょう。個人的にオフィシャルチャンネルとモバイルお店PRはオススメしています。
[note]Yahoo!での露出こそ、コンバージョン率を上げる最適な手段です。[/note]
5・サイト掲載サービスに登録する
Web上には様々な情報サイトが存在します。業種に特化したサイトや地域に特化したサイトなど様々で有料、無料があります。ここはぜひ登録させてもらい、被リンクと露出をさせてもらいましょう。
業種に特化した掲載サービスサイトの探し方は「業種名 検索」「業種名 掲載」などで検索すると色々と出てきます。第三者に依存する口コミサイトなどは友達、常連さん等にお願いしてみるのも手です。自作自演も否定しませんが、叩かれやすい傾向にもあります。
共通する掲載サービスサイト
どの業種でも共通する掲載サービスサイトをまとめます。
- e-まちタウン-地域別の店舗検索サイト。有料と無料掲載がある。
- エキテン!-駅から探せる情報サイト。右サイドバー店舗登録より。
- ドコイク?-地図と連動した検索サービス。掲載には審査。リクルート運営。
- ねおナビ-様々な業種の検索サイトを運営。
- ジモット-地域に特化したSNSでチラシを無料掲載出来る。左サイドバーより。
- kijiji-掲示板サイト。広告掲載が無料。
- impulse-地域に特化した情報サイト。
nofollow,dofollowに限らずユーザーの多そうなサービスもあげています。
[note]露出、入り口は広いに越した事はありません。[/note]
6・余裕が出たらコミュニティに参加する
ある程度余裕が出来たらコミュニティに参加してみましょう。ここでも3であげた無料ブログ同様、人柄をアピールする事が目的です。コンバージョンに至りやすいユーザーがいるコミュニティは何と言ってもmixiです。「今更mixiかよ」と思った方はネットにある程度精通した方でしょう。
一度完成したコミュニティはそう簡単になくなりません。むしろ、mixiは今や「情報収集」として非ITの市民権を得ているように思えます。コンバージョンに繋がりやすいユーザーは間違いなく存在しています。ここはぜひ参加するべきかと思います。
まとめ
Web上で店舗をアピールするにはとにかく「宣伝染みた事」をしない事です。ネット上だとどうしても露骨に映るのでコミュニティやハンドルネームを店舗名などにしてアピールし、コメントや記事では商品アピールは極力控えた方が興味を持ってもらえ易いでしょう。
お店などに行っても見てるだけなのに、「こちらは~」なんて説明されるとちょっと嫌ではないでしょうか?ネット上でも同じ感覚になります。アピールして効果が出るのはブランド力のある企業や、本当に珍しいコンテンツのみです。
自分自身をコンテンツ化する事が地域依存性の高い店舗のWebサイトのプロモーションには必要です。
今日の記事は普段良く見るSEOの記事とは掛け離れて非常識な方法ですが、YSTも情報のありふれたGoogle用SEOの手法に当てはまらない事も多々あります。資金力が乏しく、話題性に書ける個人経営などの小規模な店舗がWebサイトで収益を挙げるにはブランディングを行うのが最も確実といえます。
これはSEOの記事ではありません。
「かちびと.netさんのSEOは見当違いなのだ!なぜならうんたらかんたらだからである」とか「PR3程度の木っ端SEOブログがseoを語っている。滑稽である。」等の陳腐なご意見はうんこ召し上がれ。
【追記7・30 00:30】
どうも誤解を与えているかも知れないと思ったので補足します。
この記事は「コンバージョンに至りやすいユーザーに人柄をアピールする事で店舗への興味と安全性を店舗名やロゴから連想出来るようにする」為の方法の1つと考えています。ターゲットのブログ等にコメントをする、という内容もユーザー名は店舗名で、コメント内容で人柄をアピールする事で安心して買い物が出来そうなお店と連想してもらえる様にする事を目的としています。
僕自身、ブランディングとはロゴやコンテンツを見たり聞いたりした際にユーザーの脳裏にサービスを連想できるようにする事で意思を単純化する施工と考えています。間違えてたらご指南頂ければ幸甚です。
※id:A-xtuさん>ほぼサービス業の方向けの内容なので人柄悪い人が素のままで個人サービス業で成功してる例があれば知りたいです。顧客になり得るユーザーに悪い人柄見せてるとしたらサービス業には向いていない気がしますよ。非ITユーザーかどうかはそのユーザーのブログの内容である程度判断するしかないですね。資金力に乏しい個人店の経営者は自分で行動する事でコスト削減するしかありませんから無作為にアピールするよりは合理的と判断しました。因みに内容は「SEOではない」と明記しています。仰るように突っ込み所は満載かもしれませんが。鋭いご意見でしたので追記させて頂きました。有難う御座います。