ニュースサイトのJ-CASTが
セコいマネをしていたそうです。
ネタ元は池田信夫氏の
池田信夫blogでのエントリ。
以下、引用させて頂きます。
J-CASTニュースからリンクが消えた
J- CASTニュースは、しょっちゅう当ブログの記事をネタにして記事を書く。それは記事へのリンクでわかるのだが、きのうの記事は明らかに私の日曜の記事の パクリであるにもかかわらず、外部リンクが消えている。このごろASCII.jpも「他社のサイトへのリンクは禁止」とかで、原稿のURLを削除するよう になった。
外部リンクを張らないのは、そっちへ飛んだ読者が戻ってこないことを恐れているのだろう。しかしハイパーリンクは、ウェブの憲法である。他人の情報を利用したら、著作権なんて了見の狭いことをいわない代わり、互いにリンクを張って分散データベースをつくるのがHTTPのルールだ。
追記されていてJ-CASTはリンクを追加していたそうですが、
そういえばニュースサイトはJ-CASTに限らずあんまり外部リンクを張っている
様子は見られない傾向にあると思います。また、池田さんをはじめ、
有名なブロガーさんの記事を元にネタを書いていることも見受けられますが、
blockquoteを使用せず、「」で引用していますよね。これは引用とは言えません。
せめて<q>を使うべき。
リンクとblockquote
池田さんが同記事で仰っているように
ハイパーリンクは、ウェブの憲法である。
互いにリンクを張って分散データベースをつくるのがHTTPのルールだ
他人の情報を利用して利潤を上げているくせにリンクも張らないのは
マナー違反であり、読者にも不便
これには非常に共感出来ました。リンクは「評価」に値します。
blockquoteは「礼儀」であり、著作権を保護するものでもあります。
※
blockquoteは「引用」を意味します。他の「引用タグ」は
<q>→短文引用
<cite>→参考文献
件のJ-CAST記事のソース
池田さんが問題視されたJ-CASTの記事
「大麻は本当によくないのか 内外からの異論で話題沸騰」
のソースを見てみました。イギリスの一般紙から引用したコメントと薬学研究院の
森氏のコメントにはblockquoteがありますが、池田さんの記事から引用した
コメントにはありませんでした。以下は記事のソースです。
ご覧のように池田さんの記事から引用した一言は引用タグが見受けられません。
これではパクリと言われても仕方ありません。個人のサイトならともかく、
記事を提供することで利鞘を得ているニュースサイトなら問題です。
金銭が絡むとなる事に問題が生じるわけです。
ニュース記事は広告収入に影響を与えていますからね。
リンクを張る事でアクセスアップ
特にSEOを知っている、行なっているとどうしても外部リンクに躊躇しがちです。
これは「リンクの価値」を知っているからでしょう。外部リンクとSEOの関係は
非常に大きなファクターですので、過敏になるもの無理はありませんが、
リンク先が価値がある物だから「リンクする」訳ですよね。だったら
リンクを張ること自体もユーザーにとっては有益なコンテンツとなります。
「いつもいいサイトにリンク貼ってくれる」と評価され、アクセスも伸びるでしょう。
リンクは票を投じることになりますが、そのリンク先に価値があれば
リンクを張っているページ自体が「コンテンツ」として機能します。
はてブなどでも人気を集めるのは「まとめ記事」などが多いですが、
多くのまとめ記事は「リンク集」です。リンクを張る事でそのサイトの
評価が下がる訳では有りません。多すぎず、程度な範囲で外部リンクを
「コンテンツ」として張ってみては如何でしょうか。ただし、あまり関係の無い
サイトへのリンクはやめておいた方が良いかも。
※私も引用させていただいておいて<q>や<cite>を使い忘れていました。
反省させられた一件でした。