まずはお亡くなりになった方にご冥福
をお祈り申し上げます。ご存知のとおり
大変大きな被害をもたらした東北・関東
における地震が3/11(金)に起こりました。
僕は、生まれも育ちも東京で、現在は
世田谷区の下北沢に住んでいます。
世田谷区は震度5弱を観測しました。
[note]緊急地震速報と余震の関係で寝れない為、ほぼ殴り書きで思うことを綴っています。内容にまったく期待できないと思って読んで頂ければ幸いです。[/note]
阪神大震災の時も東京は大きく揺れましたが、ここまで自分の身の危険と、家族や大事な人の安否で混乱したのは生まれて初めてです。
昨日の自分の状況
地震の影響で電話が使えず、仙台に出張でよく行く兄や、マンションの11階に住んでいる足の悪い姉、還暦を過ぎた両親、手術を予定していた祖父、子供の面倒をみる仕事している連れ合いの安否を確認したかったのですが、地震後、数時間経っても全く把握することが出来ませんでした。
連れと親の2人だけ。たった2人だけに連絡を取りたいだけなのに取れないのです。世界でも便利で有名な東京で、です。
災害というのはこういう物だと実感したと同時に、東京が便利とされるものは個人的にはさほど魅力を感じてないのは以前からある思いですが、それも強まった日にもなりました。確かに日常で便利になるのは素敵ですが、普段不便でも災害時に便利な方が僕は嬉しいです。
幸い、家族と連れは全員無事でした。Twitter等でも励ましのお言葉を頂き、感謝の言葉もありません。
情報が流れてくるTwitterや、元気づけてくれるFacebookも数時間安否が分からず不安になっていた自分にとってかなり助かりました。
東京は仙台や千葉、福島に比べて、少ない被害で済みましたが、それでも僕は大きな不安を感じました。大きな被害を受けた地域の方の心境は僕の理解を超えていることと思います。
本当に役に立つと感じたこと
個人的に送ってくださったお声とは別に、Twitterでは非常に多くの情報が流れてきました。これに助けられた人も多いかも知れません。しかし、僕に残った印象は重複する情報、デマ、揉め事、が半分以上で正直混乱と不安を招いたのも事実です。
助かる情報は確かにありがたいですし、その情報を元にとった行動も有るのも事実です。しかし、色々言われてもとっさに出来ることは本当に少ないのです。
僕にはラジオが一番合っていた
そんな中、僕が最も役に立つと思ったのはラジオだけでした。正確で早い情報と、冷静で聞きやすさを徹底した声は、冷静になることが出来て、Twitterではほとんど見かけなかった東北の被害状況も把握でき、交通便もかなり早く知ることが出来ました。
余震もしばらく続いていましたが、地震が落ち着いた後に「あってよかった」と思ったのはラジオです。
選択肢が多いという事
選択肢が多いと、人は選ぶことができません。混乱時では余計に選べません。
- 2次災害になるからブレーカーは落とせ
- 風呂に水を貯めろ
- 3時間後に大きな地震が来るかも知れない
- ***に伝言板があるから登録しておけ
- Googleがサービス出したぞ!
- マスコミはヘリを飛ばさないでくれ
- 怪我をしたらこう処置しろ
- ハッシュタグはこれ使え!
まだまだ多くのRTが飛び交っていました。ありがたい事はありがたいです。でも頭の回転が人より弱い僕には混乱と不安を招く存在でしか有りませんでした。
例えば、171の伝言サービスも、携帯電話とIP電話には対応しておらず、一方的に切られてしまいました。しかし、Twitterではそのことに触れた情報は見かけませんでした。正直171に関してはイラついただけです。
Twitterは情報も伝染も早く、便利な半面、140文字という制限もあるので仕方ないといえば仕方有りません。
必要なものを自分で決める
勿論状況次第では多くの人を助けることが出来る情報であることに相違有りませんので、こういった情報支援は必要不可欠です。しかし、もしも貴方が被災したとき、頼るべきものはTwitterなのかテレビなのかラジオなのか。普段から決めておくといいかも知れません。
情報を集めすぎて不安を抱えたパニックになると、周囲にそのパニックが伝染します。次の震源地はあなたの地域かも知れません。そうなったときに、果たしてあなたは一人ではないと言い切れるでしょうか?
自分が必要とすべき情報ツールは何であるべきかを考えておくのは地震大国の日本人には必要なのかも知れません。
便利なものは一般に浸透してこそ便利と言える
もちろんTwitterやSkypeによる安否の確認の容易さ、伝言サービスの171の存在など今回はWebの便利さが身にしみたのも事実です。家族や連れもこういった便利なツールを使うことが出来れば僕もここまで不安を感じることは有りませんでした。
しかし、家族は使えませんし、緊急時にとっさに使いこなせるとも思えません。連れも仕事柄、子供を守る立場にあり、携帯など触っている余裕はありません。これは特に珍しいことでは無いと思います。
便利なものは使えてこそ、初めて「便利」と感じるので、使えなければ当然便利ではないのです。「~は便利なのに」という言葉は不毛です。
続く恐怖
余震は続き、揺られすぎて車酔いした気分になっています。また、余震のせいか、地震から数時間が経ち、徐々に被害が明らかになっていくにつれ、「東京にも来るんじゃないか」という恐怖感が常に頭にあります。割と大きな地震の体感と、大きな被害の映像が恐怖心を大きくしているのかも知れません。
震源地も長野や千葉など、東京に近付いているような気がして気が気ではありません。この記事も不安を掻き消したいだけで書いてるようなものです。
まだ被害は増えるでしょうし、第2の地震が来ないとも限りませんので油断できない状況ですが、普段から情報を発する一人の人間として個人的な感想を書いてみました。
この記事を書いている最中(朝の4時です)もNHKで地震速報がなる度にビクッとする始末。この先何があるか分からないので、念の為なにか記録を、と思い、記事を書いています。文章もやや意味不明な部分も有ることもお察し頂ければ幸いです。
なにより多くの人の無事を心からお祈り申し上げます。
地震 on Twipic
目に入った被害の写真を集めました。