Bloom
Bloomは実際の株価がリアルタイムで反映されるオープンソースの株式市場シミュレーションゲームです。いわゆる株取引ゲームで、日本でも割と前からトレダビなどの実際の株価を元にした株取引ゲームが
あります。
アメリカ株4000銘柄以上に対応しており他者と資産運用を競い合う、というもので、最大100人と遊べるようになっているそうです。また、ポートフォリオのグラフ化や株価のリアルタイム表示などで株取引をシミュレーションできるフィンテックソフトウェアとなっています。
たとえばアメリカにはストップ高やストップ安といったルールがない、日本は最低100株なのに対しアメリカは1株購入が単元であるなど(日本にも一応、単元未満株式はあります)、日本とアメリカでは株取引の形式が違うのでそのまま使ってもアメリカ株の取引きの練習にしかなりませんが、こういったフィンテックアプリがOSSとして出てくるのは嬉しいですね。
尚、リポジトリに注意書きがあったのですが、本プロダクトには暗号化技術(Argon2が含まれており、国によっては規制がある場合があるので自国の法に従って行動して欲しいとの事です。日本の場合、経済産業省で調べればいいみたいですね。
Bloomは本米国商務省産業安全保障局(BIS)によって輸出商品管理番号(ECCN)5D002.C.1(非対称アルゴリズムによる暗号機能を使用または実行する情報セキュリティソフトウェアを含む)に分類されているそうで、オブジェクトコードとソースコードの両方について、ライセンス例外(ENC Technology Software Unrestricted exception)に基づく輸出の資格が与えられているそうです。
余談
日本では高校で投資の授業が導入されるというニュースがありましたのでこういったフィンテック需要も増えていくかもしれません。
アメリカでの人気の投信銘柄と日本の人気の投信銘柄を見ると日本は上位の多くをベアやブルなどのレバレッジ型が占めているように、ギャンブル性の高い方向に進みがちという印象なので、正しい資産形成を学べる環境になる事を願っています。(レバ型が悪いという話ではなく)