BrowserOS
BrowserOSはCometやAtlasの代替としてプライバシーファーストで設計されたオープンソースのAI搭載ブラウザです。
つい最近Perplexityが公開したAIブラウザのCometやOpenAIのChatGPT Atlas、The browser companyのDiaなどAIエージェントを標準搭載したAIブラウザの代替として開発されました。
理由として、ChromeはChromiumのOSS化には感謝してるけど進化しておらず機能も乏しい、Braveは悪くないけど暗号通貨とかVPNとか独自路線でAI特化ではない、Diaはそもそもクローズドソース、Cometは提供する企業が広告会社でプライバシーに配慮されていない懸念がある、というわけでOSSの代替を開発する事になったそうです。
代替とはいえ同等の性能というわけにはいかないかもしれませんが大きなメリットとしてプライバシーファーストで設計されており、AIモデルも自由に選択できるようになっています。
ChatGPTやGemini、Grok、Claudeなどの主要プロバイダーは勿論、Ollamaを介したローカルモデルも利用可能、AIはローカルで実行され、スクレイピングやフォーム入力などのほか様々な複雑なタスクの自動化やチャット、考察などが可能です。
さらにGmailやカレンダー、ドキュメント、スプレッドシート、Notion用のMCPサーバーがプリインストールされており、他のMCPサーバーもワンクリックでインストール可能、様々なサービスとの統合も出来るようになっています。
BrowserOSはChromiumフォークなのでChromeライクに使えますし、エクステンションも利用可能です。もちろんOSもWindows、MacOS、Linuxに対応しています。
その他詳細はプロジェクトサイトやリポジトリをご参照下さい。ライセンスはAGPL-3.0。尚、プロジェクトサイトではDLにメールアドレスが求められますが抵抗ある方はGithubのリリースページからDLすると良さそうです。
