Webデザイナーが知っておくべきSEO対策の知識

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seo-webdesigner一度見てから虜になったWebサイト、
Web Designer Wallが語った
Webデザイナーの為のSEOガイド
というエントリの中で
「SEO的にマズい『デザイナーによる間違い』」をご紹介します。

PR7、1日に平均14.000ユニークアクセスユーザーを抱える
Web Designer WallがSEOに関するアンケートを10人に
取ったところ、24%のデザイナーは「SEOって何?」という返答だったようです。
デザイナーだけでなく、恐らくクライアントによるWebデザインと
SEOの要望で困っている方にぜひ読んで頂きたいエントリです。
大分前のエントリですが・・・
あくまでデザイナーがデザイナーに伝えたいSEOの知識です。

スプラッシュページ

非常に多いのがアパレル、美容などのサイトに未だに見られます。
エントリ内でも「酷い時はFlashでスプラッシュページを作っている」とあります。
2008年2月のエントリなので向こうでもまだ存在しているんですね。
スプラッシュページはWebマスターの自己満足でしかありませんし、
TOPページはシンプルなソースにすべきですね。

参考:スプラッシュページ

Flashメニューはクロールされない

サイト内の移動手段であるリンクをクローラーが読み込めない
Flashに入れる事はクローラーを拒否しているも同然です。
クローラーを拒否する事は人が検索してくる事を拒否する事
になります。見て欲しくてキレイなFlashにしているのでしょうが、
これも自己満足で終わってしまいます。Google、Yahoo!,
アドビが共同で開発している様ですが、現在はやはりFlashは
嫌われます。Flashを使わなくてもAjaxという手もありますしね。

イメージとFlashのコンテンツ

クローラーはやはりテキストベースを好みます。現在でも多くの
Webサイトは重要なキーワードをFlashと画像に埋めています。
殆どの場合はクローラーは読み込めません。
多くのデザイナーは知らずに行っています。

過度のAjax使用

先ほどメニューはAjaxという手もある、とは述べましたが、
やはり簡略化されたソースとはいえ読み込み難いJavaScript
なので過度に使用するのはSEO上好ましくないでしょう。
Flashよりはましかと思います。そこで、Ajaxを使用したSEO上
不利にならない方法として
「Ajax設計時にHTMLへの静的リンクを併せて記載するように設計する」
と述べたJeremy Keith 氏が方法を考えたようです。
Hijax」と
名付けたようです。
一度ご覧になってみては如何でしょうか。

デザイン変更

※私には訳せませんでしたが、海外のSEO対策・SEOツールをわかりやすく解説するブログの清音さん

が訳して下さいました。感謝!!

何 故か、ウェブデザイナーの中には新しくデザインしたサイトをドメイン下のフォールダー(例:domain.com/version2 など)にアップロー ドして、domain.comからdomain.com/version2にリダイレクトする方法を好む人がいます。新しいデザインにする度に、サイトの ルートフォルダーを変更すると、被リンクを失い、結果ランキングを下げることになるでしょう。

補足(念のため):
サイト のルートフォルダーをdomain.comからdomain.com/version2に移動すると当然、各ページのURLも変ってしまいます。例えば、 domain.com/page1というページは、domain.com/version2/page1になるわけです。

結果として、domain.com/page1は存在しなくなりますので、このページが受けていた被リンクは効果を失います。

「こちら」というアンカーリンク

このブログでも外部リンクにはたまにやっています。
この件に関しては「猿でも出来るSEO対策-こちら馬鹿」を
ご覧頂いた方が分かりやすいと思います。
一言で言いますと「アンカーリンクには重要キーワードを」という事です。

タイトルタグの誤り

Web Designer WallではWordPressを例に挙げています。
多くの場合は、サイト名>アーカイブ>ポストタイトル
というタイトルになっています。検索エンジン上、有効なのは
ポストタイトル>サイト名です。ただし、サイト名そのもので
SEOを意識していれば問題は無いでしょう。

空白のalt属性

alt属性はクローラーが画像がどういうものかを視覚的に
認識できないのでそれを知らせる、という事だけではありません。
視覚障害の方がどんな画像なのかを知らせる為にも
alt属性は必ず入れるべきです。適切なalt属性は画像検索に
よるアクセスも期待できます。

無愛想なURL

CMSプラットホームなどを利用したサイトになるとどうしても
動的になりURLが淡白になりがちです。WordPressなどを
利用している場合はパーマリンクの設定をしてURLを簡略化するべきです。

まとめ

適当に意訳、少々自分の言葉も含めましました。
忠実に訳されたものではありません。
このエントリから今までで
「Googleは動的サイトのURLでもインデックスには影響ない」
など様々なニュースが流れていますが、このエントリは基本的なものから
デザイン時の「SEOを知らない」「SEOを意識していない」というデザイナーは
もう少しSEOを意識したWebデザインを構築できるとより成果を
挙げられるのではないでしょうか。
Webサイトは検索されてナンボです。
いくらデザインが良くても検索されなければ意味が無く、
いくら上位表示されても安っぽいデザインでは信用性にかけます。
このバランスが難しいでしょうが、Webデザイナーなら
「デザインは多くの人に見られてこそ生きる」
という事を覚えていて頂きたく思います。