Society Speaks
Society SpeaksはPol.isを活用した議論の場を提供できるオープンソースの公開ディスカッションプラットフォームです。
まず、Pol.isとは何か、についてですが、Pol.isとは一言で言うと機械学習を活用した感情収集システムで、大規模グループ内におけるディスカッションで人の投稿した意見を収集して、グループ全体で何が考えられているかをリアルタイムでの分析が可能なOSSです。
台湾のオードリー・タン氏が台湾にUberを導入するか検討する際に利用して話題になりました。
Society SpeaksはそんなPol.isを導入し、重要なトピックについて民主主義的に議論し、合意点を表面化する事で妥協や偏向の少ない合理的な判断を可能にするクリーンなコミュニティを提供できるプラットフォームとして開発されています。
詳細などは以下をご参照下さい。ライセンスはGPLとの事です。
雑感
現代社会においてインターネット上には非常に多くのコミュニティが存在し、いたるところで様々なトピックが議論になっているものの、恐らく健全に感じていない方も少なく無いかと思いますが、未だにこの問題を解決できるソリューションは見当たりません。
結局のところ最終的な選択の判断は人が行うものですし、Society Speaksが解決できると断定できるわけではありませんが、意見の可視化は少なくともより民主主義的な意思決定に貢献してくれるのでは、という期待は持てる印象でした。
個人的にWeb上での議論には一切参加しなくなった立場ですが、Webの世界で少しでも健全な議論が出来る場になるよう願っています。