ChatGPT Next Web
ChatGPT Next WebはVercelにワンクリックでデプロイ、動作も軽量で機能も充実したオープンソースのChatGPT WebUIです。
Open AIのAPIキーを用意し、Vercelにデプロイしてキーを入力すればすぐに自分でデータ管理が出来るChatGPTのWebアプリが出来上がります。
単純にAIチャット出来るだけでなく、UIを日本語にしたりチャット内容をMarkdown形式で保存したり、予めよく使うプロンプトを用意したりスラッシュコマンドで自動補完したり、APIの残高を確認したり、などなど機能も充実しています。
レスポンシブ対応、PWA対応、ダークモード搭載で、起動もレスポンスも非常に早く、ストレスのないチャットが可能になります。勿論言語モデルも選択可能です。今後さらに機能追加も予定されています。
Anti-996 Licenseとは
ChatGPT Next WebはAnti-996 Licenseのもと、OSSとしてソースコードが公開されています。
あまり聞きなれないライセンスですが、これは中国特有のライセンスでChatGPT Next Webも中国の開発者の方によるものです。
996、というのは996工作制という「朝9時に出勤し、夜9時に退勤し、週6日働く、という雇用制度」を指すもので、日本でいう所のブラック企業に該当する労働法を無視した雇用形態で、そのアンチという意味でAnti-996と命名されました。
Anti-996 Licenseはこの996工作制を採用しているブラック企業にはソフトウェアの利用を禁止するライセンス形態で社員がそのような勤務体制に従わずに済むようにすることを狙いとしたものになります。
そういうわけで、聞きなれないとは思うけど怪しいライセンスではないですよという余談でした。