まずは記事を持って献本御礼とさせて頂きます。
WordPressがたまに指摘される動作スピードの
問題を追求し、パフォーマンスを改善する為の
書籍・WordPress高速化&スマート運用必携ガイド
です。常に求め続けられているサイトのスピード
は制作者に取って、とても重要な点ですね。
ご献本頂いたをかもと(@wokamoto)さん、有難う御座いました。
WordPressはたまに動作の問題で議論が生じます。利用者の多いCMSですし、動作はサーバーの問題も関わってくるので致し方ないことですが、WordPress=重い、という先入観を消してくれる一冊です。
高速化&スマート運用必携ガイド
ユーザーが求めるものは基本的に変化していきますが、絶対に変わらないのが「表示スピード」です。「表示されるのが速いからもっと遅くしてほしい」とは一人も思わないでしょう。
これはWeb制作者全員が目指すべき改善点でもあります。また、表示スピードはGoogleのSERPsにも影響を与えていますので、ユーザーの離脱率低下だけでなく、順位の改善も期待できます。
WordPressを業務使用する方はとても多いと思いますので、この書籍を手に取る価値はあるかと思いました。
そんな本書籍の目次は以下。
- WordPressの特徴と改善のステップ
- WordPressの仕組み
- 何が表示パフォーマンスに影響を及ぼすのか
- パフォーマンス改善を行うステップ
- サイトパフォーマンス高速化とは
- パフォーマンス高速化を図る前と後の比較
- パフォーマンス測定のためのツールやサービス
- 一般的なパフォーマンス最適化手法
- ボトルネックを探してみよう
- プラグインを使わずに出来ること
- WordPressのプラグインを少なくする
- ソーシャル系ボタンの最適化
- Googleアナリティクスのコードの非同期化
- 外部サービスからの読み込みを減らす
- head要素の記述の最適化
- リクエストファイルの重複を無くす
- HTTPリクエストの回数を減らす
- 画像ファイルを最適化する
- CDNを導入する
- プラグインを使ったパフォーマンス改善
- ソースフォーマット系
- 画像最適化
- キャッシュ系プラグインの導入
- Object Cache系
- DB最適化系
- VPSを使ってみよう
- VPSとは?
- Windowsでターミナル環境を用意する
- Vimの操作方法
- VPSの初期設定を行う
- セキュアなVPSサーバーを構築
- WordPressを運用するための環境を整える
- VPSサーバーにローカルからファイルを転送する
- phpMyAdminを利用する
- サーバーを攻撃から防御するプラグイン
- サーバーサイドで行うパフォーマンス改善
- .htaccessは極力使わない
- Expiresヘッダの追加
- gzipを使ったコンテンツ圧縮
- Nginxをリバースプロシキとして使う
- PHPのパフォーマンス改善
- MySQLのチューニング、カスタマイズ
- memcachedを利用する
- CDN・クラウド系サービスを追加する
全部書いちゃったけどこんな内容で270Pほどビッシリと高速化に関して書かれています。
中身の一部です。
ビッシリです。全部読む、というより、問題が生じたら調べて対処しやすいように作られた書籍だと思いますので、業務に高速化も含まれているのでしたら手に取って損は無さそうです。
このブログでも数ヶ月前よりロードマップを組んでサーバーへの負荷をデータにとりつつ、高速化に向けて施工し続けているところです。この件はいずれ記事にしてみようと思います。
何が原因で遅いかを把握し、改善する為の施工のプロセスが書かれていますので実践的且つ実務に活かせる書籍かもしれませんね。
既に発売されており、購入も可能です。
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こもりまさあき 岡本渉
MdN 2012-03-16 |