Pieces
Piecesは自動でタグ付けや関連性のあるURLなどを紐付けしたりプラグイン等で拡張も可能なAI搭載の高性能コードスニペットマネージャーです。デスクトップアプリとして提供されており、Windows、MacOS、Linuxなどの各OSがサポートされています。
日々、小さな事が積み重なり、気が付かないうちにいつのまにか生産性が損なわれていると感じた事がある方も少なくないかと思いますが、Piecesはその日常の各プロセスの改善策としてインテリジェントなこードスニペットを開発し、改善に繋げる事をミッションとしたそうです。
Piecesは、従来のツールのように単にコードスニペットを管理するのではなく、機械学習を使ってより少ないプロセスで効率的に管理できるように開発されています。
例えばコードスニペットの保存プロセスに、コピペだけでなくOCRを使ってスクショなどの画像から自動でコードを抽出して保存したりGistから送ったり、ファイルを読み込ませたり、任意のテキストからAIでコードを生成して保存する事が出来ます。
保存されたコードスニペットには自動でタイトル、関連タグ、関連してそうなURL、説明なども同時に生成され、保存されます。もちろん編集可能です。
また、ChromeやEdgeの拡張機能でstack overflow等のコードを保存したり、Jetbrainsプラグイン、VSCode拡張などでコード補完、Obsidianプラグイン、JupyterLab拡張、TeamsアプリなどでAI チャットボットでコーディングの問題を解決したり、などなど様々な拡張機能が用意されています。
これだけの性能を持ったコードスニペットマネージャーですが、今のところプランなどの明示はなくユーザー登録なども不要で無料で利用できるようになっています。
AIによるコード生成も、日本語で入力しても生成できる事を確認しました。ただ、定番のOpenAI等ではなく基本的にはローカル且つオフラインで動く独自モデルを採用しているそうですが、ブレンドされたモデルの利用も可能みたいです。
上SSは日本語プロンプトでコード生成の確認をしたものです。言語を選んでプロンプトを指示すればその場で生成されます。例えば上記はJSONでダミーデータを生成してもらったものになります。ただ、日本語のコメントアウトは文字化けしてしまうようでした。尚、継続的な学習はされないとの事です。
また、AIによりコードスニペットを別のプログラミング言語に変換する機能もあります。※精度はちゃんと確認してません。
これがずっと無料というのは恐らくあり得ないのでどこかのタイミングでアナウンスがあるかと思いますが、金額が分かるまでは依存しすぎず利用するに留めておくとのが良さそうでしょうか。