WebRTCを介したスケーラブルなマルチユーザービデオ会議ツールの為のオープンソースのSDK・「LiveKit」

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LiveKit


LiveKitはWebRTCを介したスケーラブルなマルチユーザービデオ会議ツールの為のオープンソースのWeb及びモバイル向けSDKです。Goで書かれています。アプリケーションによるリアルタイムなビデオ/オーディオ配信機能を構築する為に必要なものを提供するプロジェクトとして開発が進められています。

10人のスピーカー/1000人のリスナーが参加できるオーディオ配信や400人が視聴できるビデオ配信ツールをモバイルアプリまたはWebサイトで数分で構築できる、というコンセプトのようで、実際にLiveKitを使ったアプリのサンプルとしてZoomライクなビデオチャットツールが100行ほどのコードで作られています

WebRTCは強力なプロトコルであり、現段階で主要なブラウザ及びモバイル環境でサポートされていますが、アプリを構築するのは簡単ではなく、開発者はプロトコルの中核となる概念を理解する必要があり、更にシグナリングやピア間の接続調整など複雑な作業も担当しなければなりません。ホスト型ソリューションに頼る手もありますが、何よりコストがかかりますし、柔軟性にも限界がある上に、将来ベンダーロックインが発生する可能性も否めません。先発のOSSもありますが、学習コストはどれも高い印象でカスタマイズやデプロイに手間がかかります。そこで、これらの問題を解決するソリューションとしてLiveKitのプロジェクトに着手したそうです。

特にモバイルに関しては移動通信システムは第5世代(5G)の時代に入りました。この手のメディア配信やコミュニティもより活発になりますので、アプリ開発に集中できるLiveKitのようなSDKは今後需要が高くなるかもしれませんね。ライセンスはApache-2.0との事です。

LiveKit

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